Musashino Dental Association
社団法人東京都武蔵野市歯科医師会
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このFAQは現在の歯科の常識の範囲で述べていますが、個々の歯科医で若干の意見の相違が生じる場合があります。実際の受診にあたっては歯科医と相談下さい。

基礎的な事項 入れ歯について その他
虫歯について 歯並びについて 緊急時には
歯周病について 口腔外科関係 歯医者さんで

入れ歯について
1. 今総入れ歯を使っています。定期検診は必要ですか?
2. 総入れ歯を入れてからどのくらいでなじみますか?
3. 総入れ歯を入れると外見が変わって見えますか?
4. 総入れ歯で食べることがどの位可能なのでしょうか?
5. どれ位の時間、総入れ歯を入れておくべきですか?
6. 総入れ歯、部分入れ歯で発音は変わりますか?
7. 割れてしまった総入れ歯を修理をすることができますか?
8. 総入れ歯固定剤を使ってもいいですか?
9. 総入れ歯にも色々な種類があるそうですが?
10. どのように総入れ歯の手入れをしたらいいでしょうか?
11. 今部分入れ歯を使っています。定期検診は必要ですか?
12. 正しい部分入れ歯の装着法は?
13. 部分入れ歯で食べることがどの位可能なのでしょうか?
14. 部分入れ歯にも色々な種類があるそうですが?
15. インプラントとはどのようなものですか?
16. マグネットデンチャーとはどんなものですか?
17. コーヌスクローネとはどんなものですか?


1.今総入れ歯を使っています。定期検診は必要ですか?
口の中は絶えず変化していますから、時間がたつにつれ適合が悪くなってくる場合があります。また、かみ合わせの部分がすり減ってくることもありますし併せて定期検診で検査する必要があります。また粘膜、舌なども検査すれば安心です。
2.総入れ歯を入れてからどのくらいでなじみますか?
慣れるまで数週間、具合が悪く感じるかもしれません。その間に総入れ歯を歯科医に調整してもらって下さい。頬と舌の筋肉と調和が徐々にとれてきます。少しの痛みは異常ではありません。だ液が一時的に増加するかもしれませんが慣れてくると正常に戻ります。もし問題が持続するなら、歯科医に相談して下さい。
3.総入れ歯を入れると外見が変わって見えますか?
容姿における変化がほとんど目立たないように、総入れ歯を作ることができます。総入れ歯があなたの外見を改善しさえすることがあります。
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4.総入れ歯で食べることがどの位可能なのでしょうか?
練習が必要です。小さく切られた柔らかい食物で始めてください。総入れ歯 が傾かないように口の両側を使ってゆっくりとかんでください。かむことに慣れるにつれて徐々に食べる物の種類を増やし標準的な食事に戻るようにして下さい。熱いか、あるいは堅い食物と鋭い骨は用心深くかんで下さい。
5.どれ位の時間、総入れ歯を入れておくべきですか?
最初どれ位の時間総入れ歯を装着しておくかについて、歯科医の指示によって下さい。最初の数日間は就寝時を含めていつも総入れ歯を装着しておくように助言されるかもしれません。そしてこの最初の調整期間の後に、就寝する時には総入れ歯を取り去るよう指示されるかもしれません。これは歯肉を休ませるためです。一般的に、歯肉がいつも入れ歯によってカバーされることは望ましくありません。ある特定の言葉を発音することは練習を必要とするかもしれません。いいにくく、厄介な言葉を何度も読み上げることはいい練習になるでしょう。もし、あなたが話をしている間に、あなたの入れ歯が「カチッと音がする」なら、いっそうゆっくりと話をしてください。もし発音に関する問題が持続するなら、かかりつけの歯科医に相談してください。
6.総入れ歯、部分入れ歯で発音は変わりますか?
義歯を装着すると、多かれ少なかれ発音の不自由を訴えますが、日数がたつと自然に解消することが多いものです。
新しい義歯は、普通何度かの調整で4W以内にはほとんど慣れていきますが、もっとも慣れにくい場合でも、1ヶ月経過後から慣れていくという研究が発表されています。
“話しやすい総入れ歯”は機能的な義歯であるわけですから、ワックスデンチャーの段階での発音を利用して、義歯の高さが適切であるかの診査、人口歯排列が適正か、D蓋の部分のどの部位に舌が接触したかをパラトグラム法などで発音試験を行なって再調整を行ない、義歯の維持、安定を試験し、必要に応じて咬合印象等を行ない義歯を製作すれば発音が変わる事が少なくなります。
部分入れ歯では、上記の発音試験を十分に行ない、上顎D蓋バー、プレートの設計においては、ソナグラム法によて、もっとも発音障害の少ない部位が明らかにされており、D蓋の高さ低さによっても設計市を変えるなどが必要です。
下顎ではリンガルバー、プレートなどは残存歯舌側の顎堤形態により設計が異なり、床の厚みも考慮して出来るだけ発音が変わらない設計の義歯を作ることが出来ます。
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7.割れてしまった総入れ歯を修理をすることができますか?
その程度、状態によります。出来るだけ早く歯科医に見てもらって下さい。割れ目を合わせて元の状態に戻るようなら修理できる可能性が高いと思います。
8.総入れ歯固定剤を使ってもいいですか?
総入れ歯が正確にフィットしていれば通常固定材の使用は必要ではありません。緊急時に歯科医に診てもらうまででしたら使ってもよいでしょう。但し長期間の使用は感染の原因となったりしますので注意が必要です。もし総入れ歯が緩く感じるか、あるいは顕著な不快症状を起こし始めるなら、すぐに歯科医に診てもらってください
9.総入れ歯にも色々な種類があるそうですが?
総入れ歯には大きく分けると、レジン床義歯と金属床義歯があります。
レジン床にはアクリル樹脂、ポリスルホン樹脂とがあり、金属床としては、金合金、白金加金、金銀パラジュウム、コバルトクロ−ム合金、チタン等があります。
人工歯は、陶歯、レジン歯、臼歯部に使用する金属歯などがあります。
総入れ歯でも、顎の骨が充分な場合には、インプラントを顎骨に埋入して、その上にアタッチメントやマグネットを組入れ、その維持力を利用することも出来ます。
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10.どのように総入れ歯の手入れをしたら良いか?
総入れ歯は非常にデリケートであって、落としたりすると壊れるかもしれません。入れ歯にさわる時はタオルあるいは水のたらいの上で行って下さい。しまうときも子供たちとペットから離してしまっておいてください。自然の歯のように、総入れ歯を食物等の汚れを取り去るために磨かなくてはなりません。専用に設計されたブラシで総入れ歯をきれいにすることは最も良いことです。柔らかい毛の歯ブラシで同じように掃除しても結構です。洗浄液は指示書通りに使用して下さい。また決して総入れ歯を歪ませる熱湯の中に入れないで下さい。超音波洗浄器も有効ですがそれだけではなくブラシによる洗浄も併用して下さい。
11.今部分入れ歯を使っています。定期検診は必要か?
口の中は絶えず変化していますから、時間がたつにつれ適合が悪くなってくる場合があります。。 また、かみ合わせの部分がすり減ってくることもありますし併せて定期検診で検査する必要があります。さらに粘膜、舌なども検査すれば安心です。部分入れ歯では特にバネのかかっている歯の検査が必要です。虫歯になっていないか、歯周病になっていないか、きちんと磨けているかなどが検査のポイントです。
12.正しい部分入れ歯の装着法は?
最初の数週間、新しい部分入れ歯は具合が悪いか、あるいは大きく感じるかもしれません。しかしながら時間の経過につれて装着することに慣れるでしょう。部分入れ歯を装着したりはずしたりするには若干の練習が必要です。歯科医の指示に従って下さい。かむことによって無理に所定の位置の中に押し込まないでください。これはバネを曲げるか、あるいは壊すことにつながります。
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13.部分入れ歯で食べることがどの位可能なのでしょうか?
欠けている歯に取って代わる部分入れ歯を使うことは食事をいっそう楽しくするはずです。小さくて柔らかい食物を食べることから始めて下さい。最初は非常にねばねばしているか、あるいは堅い食物を避けてください。部分入れ歯に順応するまでは、チューインガムを避けましょう。
14.部分入れ歯にも色々な種類があるそうですが?
部分入れ歯は、人工歯をならべる義歯床の部分と、維持装置(バネ)とから出来ています。部分入れ歯に特徴的で機能上最も重要な構成要素である維持装置には、ワイヤークラスプとキャストクラスプがあり、キャストクラスプは設計が自由なため種々な形があり、その1つに「RPI」クラスプがあります。
その他にも精密アタッチメント、マグネットやコーヌスクローネアタッチメントを維持装置として使用する義歯などがあり、これらの維持装置をむすぶ装置に、バーやプレートがあり、その他スパー、フックなどの装置を必要とする場合があります。
使用する金属としては、金合金、白金加金、ゴバルトクローム合金、ニッケルクローム合金、金銀パラジウム合金、チタンなどがあります。
15.インプラントとはどのようなものですか?
虫歯、歯周病や外傷が原因で歯が無くなったときには 義歯、ブリッジでその部位を補うのが一般的です。しかしながら近年チタンなどを成形したものを顎骨に埋め込んで歯の根の代わりとし、その上に冠やブリッジを装着する治療法が開発されました。患者さんにとって違和感無く自然に近い状態で機能が回復できるという素晴らしい治療法ですが、本来の自分の体の成分と違う物を顎の中に入れているために歯肉との境目の部分から細菌が入りやすいという問題点も指摘されています。このことをしっかりと認識し天然歯よりも厳密な管理が必要です。
現在世界中でこの治療法の成功率を高めるための努力がなされています。
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16.マグネットデンチャーとはどんなものですか?
マグネットデンチャーは、少数の歯根だけが残っている場合、磁石の吸引力を利用し、オーバーデンチャー(残存歯をおおってしまう)形態の総入れ歯、部分入れ歯として使用されることが一般的です。
神経のない歯根を利用し、根の方には磁性ステンレス製のキーパーを固定し、とりはずしの義歯の方に磁石構造体を装着します。
義歯が複雑な形態をとらないため、患者自身による着脱、清掃などのメンテナンスが容易です。
17.コーヌスクローネとはどんなものですか?
コ−ヌスデンチャ−は、少数歯残存の場合に適応する事が多く、オ−バ−デンチャ−(残存歯をおおってしまうとりはずしの義歯)で総入れ歯の形を取る事が一般的です。
デンチャ−の維持の為、残存歯に(6゜のコ−ヌス角度をもった)内冠を合着し、この内冠にフィットする外冠を製作し、この外冠をオ−バ−デンチャ−に組み入れた義歯を、コ−ヌスデンチャ−と呼びます。
コ−ヌスデンチャ−の維持力の発現機序は、内・外冠の最終嵌合状態での楔打ち込み効果によるもので、部分入れ歯に使用する事も可能です。
バネなどの複雑な装置を使用しないため、義歯を撤去すると単純な形状の内冠が口腔内にあり、簡単な清掃操作により残存歯の保存につながる利点があり、咀嚼能力にすぐれ、審美的でもありますが、治療内容が複雑で治療期間が長引く傾向があります。
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